Splendor of Ours -the latter part-

Recollections~後日談

 ふしぎの国のクーデターから、数ヶ月後。
 フルートからツインビーチームの下へ、手紙が届いた。

 ツインビーチームの皆さん、お元気ですか?
 お手紙、遅くなっちゃって、ごめんなさい。
 あれからすぐに、ふしぎの国は諸外国との国交を始めました。諸外国の文化文明は、良くも悪くも衝撃的で、感動したり驚いたりと日々忙しいです。
 シシリア島への賠償金問題も何とか解決し、今は国交成立に向けて準備中です。お隣の国だもの、仲良くしたいな。
 どんぶり島にも、近いうちに使節団を派遣するそうです。その時は女王様やエースと一緒に行くことになると思うので、よろしくお願いしますね。
 そうそう、女王様といえば、あれ以来妙にエースと急接近しちゃってるのよね……て、私も一寸けしかけたんだけど。
 でも全然進展しなくて、見ていてもどかしいです。良い知恵があったら、是非貸して下さいね。
 それでは。またお手紙書きますね。

「へぇ、ふしぎの国も随分変わったみたいだな」
「そうね。どんぶり島にも来るみたいだし」
「★いつ頃来るんだビ?」
「さあ……近いうちに、とは書いてあるけど?」
「▼まあまあ、来るときにはきっと連絡があるビ」
 その時、ツインビーに外部から通信が入った。
「★ビ?! 誰からだビ?」
 ツインビーが通信回線を開くと、金髪碧眼の懐かしい顔がサブモニターに表示された。
「★エース?!」
「何だって?」
 チーム全員がツインビーの操縦席(コクピット)に群がり、サブモニターを覗き込んだ。
「久しぶり。元気そうで何よりだ」
 エースは以前会ったときとは比べものにならないほど、明るい表情をしていた。
「お久しぶりです! どうしたんですか?」
「使節団の一員として、現在どんぶり島に向けて航行(フライト)中だ。メロディ女王もフルートもいるぞ」
「何だよ、水臭いな。来るなら来るって連絡しろよな」
「? フルートから手紙が行ってる筈だが?」
「確かに、手紙は来てますけど……」
 パステルは何気なく封筒を振る。ひらり。封筒の中から小さな便箋が一枚、躍り出てきた。
「……パ~ス~テ~ル~……」
「きゃーごめんなさーい! 気付かなかったのよぉ!」
 グインビーが躍り出た便箋を拾い上げる。そこには、こう記されていた。

 追伸・ごめんなさい。近いうちにというのはウソです。
 この手紙が届く頃に、そちらに行きますね。

~ 終 ~

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